本 「不機嫌な果実」 林真理子 /文春文庫

オススメ度 ★★☆☆☆
入院中に病院内図書館で借りて、読んだ一冊。

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32歳の主婦・主人公の麻也子は夫との変化のない平穏な夫婦生活に不満を持っている。
彼女は美人で子供はまだなし。
旦那様との結婚もある程度計算済みの結婚で、経済的にも不服はないという。
不満といえば、愛されている実感がそんなにないということ、
あとは義実家とのややこしい、なんともいえない気まずい感じだけ。
浮気をして、離婚しちゃって、結局は浮気相手と再婚する彼女だけど。
ラストの新婚生活(再婚のね)では、やっぱり不服を持っている彼女。
悪いけど、全く同意もできませんでした。

義実家とのやりとりは、見ていて同感は持てたけどね。
お姑さんはインテリで物わかりがいい感じなんだけど、微妙に意地悪。
付き合い、大変そうやなぁ・・・・と気の毒だったわ。

だけど、彼女を見ていると 「本質的に不幸な人だなぁ」と思えるのよね。
「足りるを知る」という言葉を知らないと言うか・・・。
「渇愛(カツアイ)」とでもいうのかしら、いつも何かが足りない、欲しいと
訴え続けている彼女は、同性から見るととても鬱陶しく感じます。(私だけ?)

あと、著者の結婚観というか・・・、
色んな作品を見ていると
「現代女性は、条件で結婚相手を選んでいる」
みたいなおんなのひとがよく出てくるんだけど、何でなんだろう?
そういう女性の愚かしさをステレオタイプにして作品にして、「これじゃアカン」と
呼び起こすのが目的とか?(笑)
↑あ、それが目的なら オススメ度は★★★★☆かしら。
  深読みしすぎ?

パートナー探しってそれだけじゃないよねぇ。
なんて、読んでいて、溜息の出る本でした。
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by hiroponnaruaimam | 2005-09-23 14:13 | 読んだ本です。