本 「重力ピエロ」 伊坂幸太郎

私的オススメ度 ★★★★☆

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2003年「このミステリーが面白い」第三位の作品。
ミステリーのカテゴリに入るのね。
オススメ度は甘いかも・・・というのが、私、伊坂さん、好きなんやもん。甘くもなるって。
「面白い」かどうかは賛否両論かもなぁ。
いわゆる「一部のヒトに受ける」という作品を書くのかしら、この人。
ウケようとウケるまいと関係ない!という関根勉臭を感じて、尚更、ハマっていく私(笑。

格好良いよ。で、笑える。で、退屈
主人公がストーカーの夏子さんと ”ゴダールの映画について”語り合うときに
出た台詞。
うーん、伊坂さん作品って、そのまんまよね。

なんかウケてしまうのが、著書の最後の「参考・引用文献」の注意書き。
『この物語はフィクションであるため、様々な嘘や誇張が混じっていますが・・』
これにも笑えた。いや、いいわ~。

えっと、読んで欲しいので、ネタバレはしません
ストーリー展開的には、(非常に)流れに乏しいけれど、
人間的魅力という点ではなかなかだと思う。
テーマは実のところは重いと思うし、春の抱える出生の秘密もその後の葛藤も
とても辛いと思うのだけど、
「自分たちは最強だから」
とばかりに颯爽と?歩いていく姿は実に好みである。

人生の重い荷物を抱えているわけではないけれど、登場人物が非常にうちの夫とかぶる。
そういえば、私達がまだ学生だった頃、(まだ付き合っていなかったけど)一緒にコンビニで
アルバイトしていて、ちょこちょことつまんないイタズラをやっていたなぁ。
例えば、レジに並んでいる私達店員が、ふと、不思議そうに店の外を見る。
と、お客様もつられて、外を眺める。
で、私達は素知らぬ顔して袋詰めをするの。
あほな私達なので、こんなことして、ゲラゲラ笑っていたなぁ。
伊坂さんの作品を読んでいると、そういう、昔の
「しょーもないことやけど、おもろかったこと」
を思い出すのは何でだろう。
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by hiroponnaruaimam | 2005-11-20 17:02 | 読んだ本です。