本 「狩人たち」 薄井ゆうじ/双葉社

オススメ度 ★★★★☆ 薄井ゆうじさんは結構好き♪

「狩人たち」は実は次男妊娠中に一度読んだことがある。図書館で久々に目にして、おさらいがてら(?)また借りてしまった。

薄井ゆうじさんは別の本で「バイオスフィア2」について記している。これはアリゾナにある研究施設で、人間ひとりが住むのにどのくらいのスペースが必要か!?という実験を行った物である。
たまにミニアクアリウムって売ってるでしょ?小さな魚が瓶に入っていて、必要なエサも自然循環して放っておいても生きていけるもの。要はその魚が生きていくに必要なスペースはその瓶で充分だ、ということ。
じゃあ人間はどう?食物連鎖も含め、どれだけのスペースがあったら人ひとりが生きられるの?猫一匹に必要なスペースは東京ドーム位、と言われているらしいけど・・。
そういう実験を実際にした施設がアリゾナにあって、薄井ゆうじさんは「神々のパラドックス」という小説でそれを題材にしている。
私的意見だけど、それを読んだ上でこの本を読むと、おもしろさ倍増だと思う。※別にシリーズ物ではないんやけどね。

主人公の少年樹林は実験都市に住んでいる。
この実験都市というのは、地球上にいくつか作られているんだけど、完全無菌都市でコンピューターによって自動制御されているところ。
希望者を募り、ヒトという種が存続できる数を集め(数万人)、何世代にも渡って”管理された都市”にどれだけ人が耐えうるか・・とかいう実験をしているらしい。
主人公はこの都市で生まれた無菌少年☆
外の世界に憧れ、結局は脱出するんだけど、まあ、色々と他人との関わりがあったりするわけだ。
薄井さんらしいなぁ、と思うのは、常にどこかに「神」の存在を感じさせるところ。彼は他の書でも「世の中の学問、すべてのことは神に通じている」と表現していて、この本でもどこかそれを感じさせられた。

あまりネタバレしちゃうとアレなんだけど(笑)、ストーリー的には
「あっ。ウルトラマンガイアに似てる・・」
と思ってしまった私☆ ←なんちゅう考え方・・

面白いです。読み応えあると思うよ。
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by hiroponnaruaimam | 2005-07-18 15:14 | 読んだ本です。