本 「母は枯葉剤を浴びた」中村梧郎/岩波現代文庫

オススメ度 ★★★★☆

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報道写真家による一冊。
ベトナム戦争、米軍の枯葉剤攻撃が行われた。
その成分ダイオキシンは、いまもなお、ベトナムの兵士・民衆、
そして米軍兵士にも深刻な被害を与えている。
ダイオキシン汚染については、日本も他人事ではない。

私の考えを覆らせた一冊だ。
戦争は、本当にひどいものだけど、武力行使が必要な時もある、と
思っていた。
数年前のビル破壊のテロの時分も、
「寛容は不寛容に対して寛容であるべきか」
を考えさせられ、
「いつも寛容である必要はない。武力行使はもっともなこと」
と思っていた。

だけど。
武力行使で傷つくひとがいると分かっていたのに、どうしてそんなことを
考えることが出来たんだろう。
ましてや、傷つくのは、大抵、弱者なのに。

ダイオキシン問題についても、本当に「他人事ではない」と思っている。
周りになんとまあ、(私も含めてだけど)妊娠・出産のトラブルが多いことか。
免疫不全、アレルギーの多さも気になる。

この世界の中で、人として”普通に”生きていることがどんなに奇跡なことなのか。
色々と考えさせられた本であった。
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by hiroponnaruaimam | 2006-02-28 14:21 | 読んだ本です。