本 「もつれっぱなし」井上夢人/文芸春秋

オススメ度 ★★★☆☆
特別「おもしろいっ」てことはない短編集だけど、
まったりしていてそれなりに楽しめる。
よくよく考えると、すごい作品なのかも・・とも
思える一冊。

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マニアな友人(←だからこの紹介は・・・笑)と井上夢人の話をするうちに
とても読みたくなって。
「プラスティック」に続き、読んでみました。
こちらの本のカテゴリーは何になるんだろ。
ミステリ?・・・違うよね。
例えば、星新一の短編集とか、カテゴリはなんになるの?
まあ、そんなテイストの一冊です。
変な言い方をすると、「ピリッとはしない短編集」(笑)ってことで。
でも、まったり加減が面白かった。



「自分が当たり前だと思っていることが当たり前じゃない世界」
について、どう思われますか?

例えば、恋人がいきなりナメクジを手にして、
「これは宇宙人で、私はテレパシーを受け取ったの」
と言われたら。

ある日突然電話がかかってきて、
「私はあなたの孫です。未来からかけてきたの」
と言われたら。

それを「違う」「正しい」と証明するのはどれだけ大変か!

子供の頃は、よくこういうことをフワフワと想像していたなぁ。
前にも書いたけど、
「私はどこまでが私なんだろう。
 もしかすると、目の前の母もなにもかも、私の意識界かもしれない」
などと、思ったこともある。
離人性、ともいうのかな、ともかく良くも悪くも、人格が固定されていない
こどもの、大抵、みなが通る道なのかな・・・とも思う。

著者はいつまでもそういうことを発想できるひとなのかな。
クレイジーだよね、
お友達にしたいような。したくないような(笑。
あこがれでもあるけど。
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by hiroponnaruaimam | 2006-05-18 12:21 | 読んだ本です。