『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店

e0015251_8452764.jpg『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店
★★★☆☆ ・・・私、採点辛いかも?!
ネットのブックレビューなんかでは人気のようです。
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世界的な天才美術家、烏山響一。
圧倒的なカリスマ性をもった美術家だが、得体が知れない。
その烏山響一が、烏山家所有の山中にある巨大なテーマパーク(=芸術テーマパークらしい)に知人などを招待していく。
なぜ、自分が招待を受けたのか。呼び寄せられてこの山にきたのか。
招待された人々は、響一に翻弄されながら、抱えている「過去」や「心の傷」と格闘しつつ、テーマパークの最終地点にたどりつく。
そこで彼らが知ったのは・・・。

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恩田陸作品の中でも群を抜いて、「読みながら、段々恐怖が勝ってきた」本ではないかと思う。
夜中に読んだので、怖くて周りを確認したほどだもの。
読めば読むほど、烏山響一の気持ち悪さと不気味さが増してきて、さあ、クライマックスは!!というと、恩田作品らしく(笑)尻つぼみ感が・・・。
そんな訳で、評価を少し辛くしたわけです。
途中までは、ほんまに、ぐいぐい引き込まれていて、鳥肌たちそうに面白かった!!



結末はちょっとアッサリし過ぎていて、残念でした。
香織がキーパーソンなんだろうなぁということは、途中で薄々気がついていたものの、その登場シーンや決着のつけ方は物足りない感じ。どうせなら、もっと香織の人間性が分かる部分を入れてくれたらよかったのになぁ。
えっと、結局、どうなったんだっけ・・、
と読み手に考えさせる結末でしたが、響一の負のオーラが香織の明るい愛に満ちたオーラに負けて、ハッピーエンドなのでしょうか?響一の作風も変わったようだし・・・芸術って、それでいいの?(よく分からないけど)
しかし、響一・・・気持ち悪かった!!!もし現実にこの人が存在したとしても、そんなに"取り巻き"は出来ないと思うなぁ。
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by hiroponnaruaimam | 2007-12-30 08:46 | 読んだ本です。