10月の絵本ボランティアで読んだ本3冊。

幼稚園の絵本ボランティアをして、はや三年。
今の年長さんが入園したときから見ているので、クラスが段々まとまっていく様子や、それぞれの子供の様子も分かってきて愛着が湧いています。年長さんが卒園するときは、関係ないくせに、私、絶対泣くわ~・・・。

さて、今月の絵本ボランティアは私が当番でした。
年長組、年中組(※市内では二年保育なので年少と呼びます)と、それぞれ二冊ずつ。
今月は。。。
年長組 「とうさんはタツノオトシゴ」 「こぐまをびっくりさせたのはだれ?」
年中組 「こぐまをびっくりさせたのはだれ?」 「とりのこもりうた」
を読みました。
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『とうさんはタツノオトシゴ』
エリック・カール さのようこ翻訳
タツノオトシゴは、かあさんが卵をうんで、その後はとうさんがお腹の袋に入れて育てます。子育てするのは、かあさんではなく、とうさん。ほかにも、トゲウオやティラピアといったお父さんが子育てする魚も出てきます。
仕掛け絵本にもなっていて、ビニールシートのページをめくると隠れていた魚が出てきます。
本当に綺麗な絵柄。楽しいけれど、それだけじゃない、海の底の静かさも感じられて好き。
子育てをするタツノオトシゴのとうさんのおおらかさを見ていると、子育ては男の人のほうが向いてるんじゃない?なんて思えたりもして。
ラストシーンの、子離れして自由に泳ぎだすタツノオトシゴの子供たちが可愛らしいです。

『こぐまをびっくりさせたのはだれ?』
ニコライ・スラコトフ原作 松谷さやか文 ナターリャ・チャルシーナ絵
福音館書店 http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=20279
2007年7月号 ちいさなかがくのとも
遠い北の森。お腹を空かせたこぐまが木苺を探しに出かけて、枯れ枝を踏みました。その「ばきつ」という音に驚いたリスがマツボックリを落とし、マツボツクリに当たったうさぎは・・と、森は大騒ぎになります。最後には、森の騒ぎを聞いたこぐまがびっくりするというお話。
絵柄の美しさ、可愛らしさは、さすが福音館!!と、大好きな絵本です。
ややテンポを速めて読んだほうが面白いかしらと思い、リズムをつけて読みました。
絵本の読み聞かせをするとき、私は、中表紙もゆっくりと見せています。これからストーリーに入っていくのよ~という合図のつもりですが、子供たちがぐっと絵本に入り込もうとしている感触が伝わってくる時があり、面白い瞬間。
中表紙をゆっくり見せるのと同様、読み終わったら、もう一度本のタイトルを言いながら、表表紙を広げて見せるようにも心がけています。子供の余韻と、ストーリーが終わったことをはっきりできるといいな、と思って。
この絵本は、結局、こぐまを驚かせたのはこぐま本人なのですが、ストーリーがつながっているので年中組さんには、ましてや絵本ボランティアでいつもと環境が違うので理解が難しいかしらと思っていたら、読み終わった後、
「こぐまをびっくりさせたのはだぁれ?」
と言いながら表表紙・背表紙を広げて見せると、
「こぐま!!!」
と、とてもいい反応が返ってきたので驚きました。
年長さんでも 「???」の子もいたので、言葉の理解力というのは、幼児期には本当に差があるものなのねと、その差も個性なのだと感じられます。また、回答するときにも、周りに構わず答えを言う子や、言ってもいいものかしらと答える子と様々で、本当に、幼稚園の先生は色々な子をまとめて育ててくださっているのだと、改めてすごい仕事だと思いました。

『とりのこもりうた』
木坂涼文/夏目義一絵
福音館書店 http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=20317
ちいさなかがくのとも 2007年10月号
「ねんねんむう」。
夜、鳥たちがどこで寝ているのか。「ねんねんむう」という優しい言葉で、子供たちの普段見過ごしている場所・・公園や川で隠れて寝ている鳥たちの姿を魅せていく絵本。あたたかな気持ちになります。
これはストーリー性というよりも、語感や絵柄を見て感性を楽しむ感じの本ですが、じっと隠れて眠る鳥の姿を探すこどもの目の動きが可愛かった。
しかし、自宅ではともかく、みんなの前で「ねんねんむう」とイントネーション・リズムをつけるのは、やや気恥ずかしいものですね。
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by hiroponnaruaimam | 2008-10-12 12:55 | 絵本大好き☆