カテゴリ:読んだ本です。( 106 )

『乱紋 上・下』/永井路子

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『乱紋 上・下』 /永井路子
おススメ度 ★★★★★
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大河で江姫を上野樹里ちゃんが熱演されているので、注目度も高い浅野三姉妹。
色んな歴史小説が出ていて、ちょこちょこ読んだけど、私は、永井路子さんの描く江姫が一番しっくりします。
ストーリー案内については、はしょりますね(笑。
みてください。

永井路子さんの歴史小説、
学生時代にすご~くハマって全読しました。
女性が主人公の小説が多くて、感情移入しやすいからかしら。
オンナクサイ感じが、たまらなく好き(笑。

学生時代に読んだ『乱紋』の感想はというと、そうですね、それまでの浅野三姉妹はというと、長女の茶々がクローズアップされることが多くて、末っ子のお江についてはあまり知ることがなかったので、新鮮でした。
お江の生き方・・・、
流れにのっているだけにみえて、しゃんと自我があるという個性に、姉たちとは違った魅力も感じました。
男性もそうかもしれませんが、女性の人生においての悩みどころは、戦国時代も現代も似たようなものかもしれない。
「自我を出しすぎるとあれこれ言われて、流れにのっているだけだと侮られる。女性は感情をこらえたまま、生きていくべきなのか。感性をどう表現していくべきなのか」
というテーマは永遠なのかなぁ・・・、と思ったものでした。
長女の茶々のおろかさも賢さも、滑稽に見えた学生時代でした。

続きはこちらをクリックしてね。だけど、やっぱり家庭人として読むと・・・
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by hiroponnaruaimam | 2011-02-06 10:18 | 読んだ本です。

『そのケータイはXX(エクスクロス)で』上甲宣之 宝島社文庫

e0015251_22175581.jpg『そのケータイはXX(エクスクロス)で』上甲宣之 宝島社文庫

オススメ度 ★★★☆☆ 甘い点数かも。
映画化するのかな?
第1回『このミステリーがすごい!』大賞でインターネット読者投票第2位。
ホラーサスペンス

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女子大生しよりは、失恋の痛みを抱えながら、友人の愛子と旅行にでる。
そこは山奥の温泉地だったが・・恐怖の村であった。
そのはじまりは、旅館にあった携帯電話。
生き神伝説は本当なのか。
誰を信じたらいいのか。
しより、愛子の目線でそれぞれストーリーが展開していく。
読者も誰を信用したらいいのか、わからなくなっていく・・。
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あらすじ自体は好みなんだけど、登場人物がいまひとつ浅いというか魅力が感じられなかったせいか、私的には辛い評価になってしまいました。
襲ってくる敵も、(特に愛子を襲ってきた女性など)お化け屋敷さながらのドッキリ感はあるけれど、人物としての深みが感じられず、あらら~びっくりするわねーという程度のもので済んでしまった。もっと、背筋が冷たくなる描写がほしいところ。

More更に感想など。。。しっかりネタバレ
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by hiroponnaruaimam | 2008-01-06 22:26 | 読んだ本です。

『オルファクトグラム』井上夢人 毎日新聞社


オススメ度 ★★★★★ 4.5~5 
面白かった。

■余談■

----夢人.com ご本人によるサイト
http://www.yumehito.com/
最近、このサイトを読むのに必死です。

ストーリー  --------------------------------------------------------------------
主人公片桐稔は、ある日、姉の家を訪ねていき事件に巻き込まれる。
いきなり頭を殴られ、一ヶ月間意識不明に陥る。
目が覚めたとき、稔の体には異変があって・・、それは異常な嗅覚であった。
姉を殺した犯人を追え!!
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目が覚めたとき、稔の世界は一変する。
匂いとはこんなに美しいのか、とその表現のすばらしさにも魅入られた。
姉を殺した連続殺人犯の動機や「吸血して殺害」した意味についてはいまひとつ分からないまま終わってしまったが、もっとも、そんなことは説明があっても理解できないだろうなぁ。
稔の鼻に夢中になった教授の浮世離れたところが面白かった。

More更に感想など
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by hiroponnaruaimam | 2008-01-06 22:04 | 読んだ本です。

『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店

e0015251_8452764.jpg『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店
★★★☆☆ ・・・私、採点辛いかも?!
ネットのブックレビューなんかでは人気のようです。
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世界的な天才美術家、烏山響一。
圧倒的なカリスマ性をもった美術家だが、得体が知れない。
その烏山響一が、烏山家所有の山中にある巨大なテーマパーク(=芸術テーマパークらしい)に知人などを招待していく。
なぜ、自分が招待を受けたのか。呼び寄せられてこの山にきたのか。
招待された人々は、響一に翻弄されながら、抱えている「過去」や「心の傷」と格闘しつつ、テーマパークの最終地点にたどりつく。
そこで彼らが知ったのは・・・。

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恩田陸作品の中でも群を抜いて、「読みながら、段々恐怖が勝ってきた」本ではないかと思う。
夜中に読んだので、怖くて周りを確認したほどだもの。
読めば読むほど、烏山響一の気持ち悪さと不気味さが増してきて、さあ、クライマックスは!!というと、恩田作品らしく(笑)尻つぼみ感が・・・。
そんな訳で、評価を少し辛くしたわけです。
途中までは、ほんまに、ぐいぐい引き込まれていて、鳥肌たちそうに面白かった!!

更に感想。やや、ネタバレかな。
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by hiroponnaruaimam | 2007-12-30 08:46 | 読んだ本です。

『密室・殺人』小林泰三(コバヤシ・ヤスミ) 角川書店

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『密室・殺人』小林泰三(コバヤシ・ヤスミ) 角川書店

オススメ度 ★★☆☆☆ 評価が難しいなぁ。

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私立探偵、四里川陣と助手の四ツ谷礼子。
ちょっと偏屈でややこしい四里川陣だけど、四ツ谷礼子は彼のことを(異性としてではなく)とても尊敬している様子が見て取れる。
この事務所にひとりの依頼者が訪れた。「息子の容疑をはらしてくれ」という依頼。
事件は「密室・殺人」。密室と殺人の間に「・」が入るのは、完璧な密室での殺人であったにもかかわらず、死体が屋外にあるのだ。なので、「密室殺人」の定義には当てはまらないということで、「密室・殺人」(笑。
四里川陣は、礼子に調査をさせる。
解決していく事件よりも、礼子のおぞましい記憶のほうが気になっていたら・・・結末に驚きあり。
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事件そのものは、確かに「密室・殺人」で、どうやったの~!?と思うけれど、不思議とドキドキ感はなし。
容疑者たちの性格のなんと気持ち悪いことよ。こんなヒト達、絶対に現実ではいないと思われ。
「密室・殺人」の謎も解き明かされると、ふーん、そうだったんだと思う程度。
ただ、四里川探偵事務所の真実(というか、礼子の真実)のほうがすごかった。

更に感想。かなりネタバレ。未読ならやめたほうが。
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by hiroponnaruaimam | 2007-12-28 13:27 | 読んだ本です。

『桜姫』 近藤史恵 角川書店

e0015251_817312.jpg『桜姫』 近藤史恵 角川書店
オススメ度 ★★★☆☆ なかなか良かった。
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シリーズもので「歌舞伎シリーズ」の一作品のようです。
私は歌舞伎を全く知らないので、イメージが膨らまなくて残念。歌舞伎知ってたら、もっと面白く読めたのかな。

主人公の笙子の兄・音也は幼い頃亡くなった。兄の音也は歌舞伎役者の跡取りとして期待されていて、とても大切に育てられていた。兄が死なずに、女の自分が生き残ったことで、家族関係もぎくしゃくして父とは不仲、そして母は数年前に自殺。家庭不和と、そして、笙子はひとつの悪夢に悩まされている。それは、自分が兄を絞め殺したという悪夢。
大人になった今もその夢に苦しめられている笙子の前に、幼い頃、音也の親友だったという若手で才能ある歌舞伎役者・銀京が現れる。
銀京に惹かれる笙子。そして、二人で、音也死亡の真相に迫る。
そこで、なぜか、銀京と付き合うことも、真相に迫ることにも反発する父親と親族。
過去になにがあるの? 
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登場人物に感情移入して読んでいけるけれど、甘くなく、論理的。
すっきりした書き方で、文章自体を飾り付けていないのに、本文以上のものを連想させてくれるあたり、巧いなぁと思う。
この作者の作品では『シェルター』(整体師シリーズ、というの?)もなかなか良かった。

More(更に感想。ネタバレあり)
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by hiroponnaruaimam | 2007-12-28 08:19 | 読んだ本です。

『まひるの月を追いかけて』恩田陸 文芸春秋

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『まひるの月を追いかけて』恩田陸 文芸春秋

★★★☆☆
面白い・・・という小説ではなかったけれど、ひとりの男性のことをそれぞれが考えながら奈良を歩く女性たちの光景が浮かび上がってきた。土を踏みしめる音まで聞こえてきそう。恩田さんの描写力のすごさに感動した。
奈良は何度か足を運んだことがあり、好きな土地なので尚更かもしれない。

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異母兄が奈良で消息を絶った。たったの二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香……。旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。旅と物語の行き着く先は──。恩田ワールド全開のミステリーロードノベル。 解説・佐野史郎
(文芸春秋の内容紹介より)
文芸春秋のHPはこちら
http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/72/90/9784167729011.shtml
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恩田さんの小説の登場人物は、冷たくて熱い。
主人公にしても、どこかクール。
どうしてこんなに人を見抜く力があるのに、みんながみんな幸せになれないんだろう。
もっとも、私の周りでも、洞察力のある人で素直に幸せ♪という人は少ないけれど。
兄の好きな人、絶対に主人公だと思って読み進んでいたので、結末は意外だった。
「面白さ」を求めるよりも、「人間」を楽しむ一冊かも。
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by hiroponnaruaimam | 2007-12-26 09:31 | 読んだ本です。

映画 「Mr. & Mrs. スミス」

オススメ度 ★★★☆☆

ブラピとアンジェリーナが美しかった! それに尽きます。
ストーリーはこういうとナンですが、二流・三流の香りが(笑。
だけど、ふたりの美しさ(ハリウッドの世界ですね~♪)と、ヘビーな夫婦喧嘩(殺し合い?!)が面白くて、すんなり観られた映画です。
美しい女性は、「ふんがー」と殴られても美しいのだと、思いました・・。

バレへんもんかな~と思いながら観ていたのですが、お互いに秘密を抱えているとツッコめない部分も有ってばれなかったんでしょうね。
夫婦って、本当に奥深いです。(体験中ですし)
これからのふたり、どうなるんだろうなぁ。
夫婦で秘密結社を作るとか?!
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by hiroponnaruaimam | 2007-09-24 10:02 | 読んだ本です。

映画 「デジャヴ」デンゼル・ワシントン主演

オススメ度 ★★★★☆

そんなに期待はしてなくて、ただ、デンゼル・ワシントンの新作が出ているので、何の気なしに借りたDVD。
アタリでした☆
夫君とともに、楽しんで観ました~。

乗客500人近くの死者をだした、フェリー爆発テロ事件。
捜査官のダグ・カーリンは、見つかった女性クレアの死体に不審な点を見つけ、調査を始める。

ああ、結局、爆破で死んでしまうの~!?
うぎゃー、最悪やん、
と連呼しながら見ました。
ラストシーンは、少し、淋しい気もしましたが・・。
たくさんの次元があって、過去から色んなストーリーの現在、未来につながるというパラレルワールドを体感できる映画。
クレアをみるダグの目線が切なくて、タイトルの「デジャヴ」を連想させられました。
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by hiroponnaruaimam | 2007-09-23 15:43 | 読んだ本です。

秋に読んだ本、覚書

「死んでも治らない」大道寺圭の事件簿
若竹七海
★★★★☆
若竹七海をミステリークールとはよく言ったもの。
大道寺の目線がおそろしくナナメから世間を見てます~なのよね。コミカルに事件を解決していくけど,どこか切なくて薄幸な匂いが漂うのよね。誰も救われてはいない,というか。

「どう言えばいいの!?」
子供に伝わる話し方,伝わらない話し方
ポール コールマン
★★★☆☆

「母の友 10月号」
★★★★★
興味のある話題が満載だった。友人から いいよ~ と聞いて定期購読してはや1年と半。子育てをより楽しめるようになる本です。
中村柾子さんの絵本講座では,何度か疑問にも思った「絵本の残酷な描写」について書いてありました(月刊誌なのでネタバレというか,内容は控えます)。初めてピーターラビットの絵本を読み聞かせるとき,ミートパイにされるなどのくだりがありドキリとしたものでした。たいていのお母様には心あたりがあるんじゃないかな。絵本の世界で,「大人が残酷だと感じる描写」がどうして必要なのでしょう…。同時に,絵本から子供はなにを学び取るのかを考えさせられます。青木悦さんのエッセイ「たからものの運動会」も素敵でした。地域でこどもを育てるとよく言うけれど,大切なのは一人一人の子供が必要なものを優しく与えてあげることなのかなあ。

こどものとも0 1 2
「いちじく にんじん」
わらべうただというのはわかりましたが,パパに言われるまで『数え歌』だということに気付かなかった,迂闊な私です(笑)。
絵柄の美しさに感動☆ こんな絵本を見る我が子達は最高の贅沢をしているのよね!
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by hiroponnaruaimam | 2007-09-16 12:02 | 読んだ本です。