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本 「へんな生き物」 早川いくを

ワタシ的評価 ★★★☆☆
ま,箸休めってことで。

手術で予想以上に消耗したのは,体力より気力だったようだ☆
サシで向かい合う本が読み進めない。
気晴らしに,箸休めのつもりで借りたのだが,意外にはまった。

地球のちょっと変わった生き物のプチ図鑑だ。
生き物を紹介しながら著者がコメントを入れてるのだが,
そのコメントのちょっぴり鈍臭い所に失笑しながら読めて面白い
←あれ ? 失礼な表現?

カマキリなどに寄生するハリガネムシの記載にも目が行った。
というのが,先日,息子の保育所に迎えに行った際に「ハリガネムシの出し方」を
三歳児にレクチャーしてもらったばかりだからだ。
いやはや,田舎の三歳児はすごい!
「おばちゃん,かまきりの蛇(=ハリガネムシ)出したるわ~」
と握ったカマキリの腹部を水につけ,ニュルニュルと出してくれる。
※カマキリの中に寄生したハリガネムシが危険を察知して出てくるのである!
三十路過ぎて,初めての体験!世の中にはいろんな生き物がいるもんだ。

話はそれたが,そんな生き物たちの紹介がされている本。
気楽に読めるので,是非♪

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by hiroponnaruaimam | 2005-10-24 18:14 | 読んだ本です。

本 「キスよりもせつなく」 唯川恵

ワタシ的評価 ★★☆☆☆

インスタントな本をよみたいな,と思い手にした一冊。
恋愛もの,いわゆるOLの絡まりまくった人間関係のストーリーだけど意外に良かった。
主人公の知可子が普通の大人の女性で,そこに共感が持てた。
ただ,普通なOLにはこんなに恋のチャンスはないけどね~(…ハッ。私だけ!?)。

浮気者の元カレ慎二をもう少し人間身ある書き方をしてほしかったな,それが難点。
余程の悪党じゃない限りは,二股って罪悪感や体力気力がいるよね
(若い子の付き合いは知らないけど,ええ歳した大人なら。)

そのへんの描写がないので,慎二がやたらと薄っぺらい存在で,
ストーリー展開にのめりこめなかった。

ん?そういえば,著者の作品って魅力ある女性は多く出てくるけど,
男性キャラがイマイチのような…(←ワタシ目線)。

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by hiroponnaruaimam | 2005-10-24 18:12 | 読んだ本です。

本「模倣犯」宮部みゆき

ワタシ的評価★★★☆☆

面白かった,と単純に思う。
が,これは分厚い上下巻なのだが,
こんなに長いストーリーで無くてもいいのでは…,とも思う。
長すぎて,下巻では勢いを感じられず残念。いわゆるグダグダ感があった。

人物設定については犯人達の気持ち悪さがいい感じ?で伝わってきた。
アダルトチルドレンというか,こういう人は周りにもいそうな気がする。
私は自分が死にたいと思っても人を殺したいと思った事がないノーマルな人種だけど,
犯罪者の心理がわかる事は,我ながら不思議な感覚だ。

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by hiroponnaruaimam | 2005-10-24 07:48 | 読んだ本です。

本 「空中ブランコ」奥田英朗

ワタシ的評価 ★★☆☆☆

第131回直木賞受賞作。
「トンデモ精神科医.伊良部が大ブレイク!
信じられない面白さに,あなたも病み付きになる!」と書いてあり期待したんやけど,
病み付きにはならなかった。…面白い?
あまりに軽いタッチ,まあ軽くても人物に魅力があればいいんだけど,それもない。
主格の伊良部も人間的に掴めず,その掴めない所が魅力な作品もあるが
この作品に至っては全く出来てない。
これが直木賞? ならば,私の感性がおかしいんだろう。

ハジケた面白さにも欠けるが,TV受けはしそうな感じ。
義父のヅラ,に関しては私も知人のヅラに気付くも知らん顔する苦労をしたことがあるので,
ちょびっと笑った。
星ふたつ ,甘い採点です,これでも。

10.21に読んだ本 [書籍情報はコチラ]
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by hiroponnaruaimam | 2005-10-21 12:54 | 読んだ本です。

本「震えるメス 医師会の闇」 井野上裕伸

ワタシ的評価★★☆☆☆

入院患者が読む本じゃない(笑)?
医師会の不正を保険会社関係者が暴いていくストーリー。
個人医院ってこんなに経営が大変なんや~とびっくり。
不正をする医師は許せないけど,しないと経営が難しくなる場合もある…。
大変な世界だなあ。
医師に限った事ではなく,
どこの世界でも「大事なものを計りにかけなくちゃいけない」という時がある。
両立しがたいものを両立させるのは,難しい時がある。
だけど,両立させていこうという気概も大事よね…と思わせてくれた一冊。
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by hiroponnaruaimam | 2005-10-20 12:58 | 読んだ本です。

本「症例A」 多島斗志之

ワタシ的評価★★★☆☆

精神科医の榊は亜左美という17歳の少女の担当医になる。
彼女は前担当医師の診断では分裂症ということだが,
接していくうちに「境界例(=境界性人格障害)ではないのか?」という疑惑を持ち始める。
分裂症と境界例では治療方法も全く異なる。
が,表出症状は共通点も多く,榊は診断に悩む。
その後,多重人格か!?という疑惑も出始め,榊は悩む……。

興味深い話だった,というよりハマった!
精神科医には患者と触れ合い,感化されて精神の病を発症してしまう人もいるらしい。
元々自分にその要素があるから精神科医を目指すのか…。
院長のその台詞に少し寒気がした。
私がこの本に引きずられるのも,何か原因があるのだろうか……。

境界例については,知人に分裂症の家族を持った人がいて,
あまりにも表出症状が似ているのに驚いた。
病気のせいとはいえ,人間関係をめちゃくちゃにされると知人は嘆いていた。

人間の体というのはまだまだ解明されていないのだな,と思う。
以前見た図書では分裂症患者に染色体異常のある例があると書いてあったけど…。
中枢神経に異常があるという事だけど,彼等には世界はどう見えるんだろう。

印象的だったのは,榊の悩む所,
「精神病患者の治療のゴールは本当に社会復帰でいいのか」という所。
私も(素人やけど)それはまた違う気がする。
だけど,人間は群でのみ生活していくのでそのゴールを目指さないと疎外されていくよね。。

精神病をテーマにした本は症状の衝撃さばかりを題材にしているものが多い中,
この本は真摯に内面にアプローチした本だったように思う。
内容濃い本だった。

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by hiroponnaruaimam | 2005-10-20 12:56 | 読んだ本です。

本 「黄昏の百合の骨」 恩田陸 /講談社

オススメ度 ★★★★☆
「麦の海に沈む果実」の続編、のようなもの・・?
理瀬が主人公。←この時点で既にもう萌え♪

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祖母の遺言で理瀬は「魔女の家」に住むことになる。
魔女の家の秘密、祖母は誰かに殺害されたのか・・?

ストーリーも面白かったけど、「麦の海・・・」ですっかり理瀬にだまされた私は、
「今回こそはだまされないぞ」
と、謎解きに頑張ってみた。
全ての黒幕は理瀬であろう、とトンデモナイ推理もしていたが、それはあっさり裏切られた。うう、それはそれでだまされた気分。

しかし・・・・・・・犯人というか、トラブルメーカーというか、アノ女性にもびっくり。
短絡的な彼女が黒幕ということで、ラストは少しばかり残念な気分だ。
理瀬にはもっと、黒く美しく頑張って欲しい・・←なにを?

理瀬の周りの人間関係も、段々クリアになってきつつある。
もしかして、シリーズモノになるのか?
ちょっと期待☆
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by hiroponnaruaimam | 2005-10-15 16:05 | 読んだ本です。

ふたりのばか画伯!?

まだ恋人同士だった夫への、最初の誕生日プレゼントは絵画セットだった。
スケッチブックと、炭、色鉛筆、水彩絵の具、などを一式で送った。

というのが、よく2人で絵を描いて楽しんでいたからだ。
夫は、理系大学卒業だけど、高校時代の芸術課目でも美術を選択していたらしい。
私はというと、芸術的なことに知識はないけど、絵を描くのは割に好き。
ふたりで、百合の花や海を描いて楽しんだ。
私の絵はイラストタッチ、夫の絵は繊細な油絵風に仕上がる。
O型の私と、A型の夫の性格が出るような作品だ。
気に入った絵は、画廊で枠を作って貰い、家に飾ったりしている☆
結婚してからもよく絵を描いて楽しんでたけれど、ここのところ、ご無沙汰だった。

が、絵本作成をし始めてから、少しまた、お絵かきブームが到来。
お互いに 「バカ画伯」 と呼び合いながら、楽しんでいる。

ちなみに我が家の絵画コレクション・・?

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もちろん、私達の作品ではありません(笑)。
家を建てたときに初めて手にした、生の原画。絵を買うのは未体験でした。
ヨーロッパの印象派の画家さん・アンドレ=コタボ 「花咲く地中海」
本物の絵はやっぱり違うなぁ・・と思える存在感です。
夫の祖母様のお知り合いが画廊を経営されていて、そこから入手。
年月が経つ度、絵が家に馴染んで行ってます。  

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これももちろん、私達の作品ではないです。
私の姉の嫁ぎ先・・お舅様が画家さんで、新築祝いに描いて頂きました。
玄関アーチに薔薇を植えているのと、あと、ルームコロンは薔薇が
お気に入りなので、この絵を頂いた途端、
「あ、うちのために描かれた作品だわ(笑)」
と思いました。
触りたくなるくらい、綺麗な絵です。
  
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by hiroponnaruaimam | 2005-10-15 09:46 | 読んだ本です。

絵本中毒・・・・・・・

長男なる君が「絵本大好き」になったのは三歳頃から、かなぁ。
毎晩読み聞かせをしているんだけど、最近はちょっとした童話もOKになってきた。
長いお話も、真剣に聞いてくれる。
グリム童話の読み聞かせをしてあげると、とても嬉しそうでじっと聞き入る。
その姿が、たまらなく可愛いと思ってしまうときがある。

次男あい君は、絵本への興味がとても早い時期からあった。
やはり2人目だから、かな?
泣いていても、絵本を読み始めると泣きやんで膝の上にやってくる。
このあいだは松谷みよ子さんの 「いないいないばあ」 を自分でめくりながら、
「ほらね、いないない・・・・・・べぁぁぁ」
と読んでいるので、面白くてなる君とくすくす笑っていたら、
(・・・はっ、気付かれた!!)
とばかりに、照れ隠しか、走り寄ってきたのが面白かった。

なる君のために取っている福音館の「こどものとも・年少版」
あい君も一緒に話の最後まで聞くことが出来るようになってきた。

我が家の絵本中毒は、ますます加速しそうです。

☆他日記のレスにもちらっと書いたけど、只今、絵本作家ひろぽん(笑)が
ブラザーズのオリジナル絵本を作成中です。
コラージュ風に作っています、登場人物はもちろんファミリー。
夫も競って作り始めました。
どっちが上手く作れるか? 果たして子供の寵を得るのはどちらか?
勝負です。
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by hiroponnaruaimam | 2005-10-14 13:42 | 絵本大好き☆

本 「DZ(ディーズィー)」 小笠原 彗

オススメ度 ★★★☆☆

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生き別れになった双子の秘密・・・、
染色体異常によってヒトと違う種である双子が、この世界に生き延びて進化していけるのか!?
染色体異常は進化なのか。
著者は元々お医者様らしく、色んな用語を使って物語りを盛り上げる。
少し固い感じもするけど、面白い内容もあり興味がひかれた一冊。

ただ、このテーマで「殺人」をからませるのはどうかと思う。
というか、殺人の必要はあったのか?

先天性の染色体異常のせいで、”普通”とは違う成長を続ける双子兄に「ヒト」は種の危機を感じるのか、それとも嫌悪感なのか・・・、とにかく排斥しようとする。
そのせいで双子兄が「ヒト」への嫌悪感を感じ、同じ種である双子・妹に近づいていく。
双子兄は妹と子孫を残すことで、新たな「種」としての進化を狙うわけだけど。
別の種である「ヒト」にはとても冷酷で、進化という目的のために、邪魔な人間達を殺していく双子兄。

・・・やはり、「殺人」はからませないで欲しい。

というのが、オーバーラップしてしまうことがあるからだ。
染色体異常ではなくても、障害を抱えたヒトも沢山いる。
例えば、私も子供の療育に通っているので 軽度発達障害の子供やご父兄に接する機会がとても多い。
その中でも、例をあげると 「アスペケルガー症候群」などは、長崎の男児殺害事件や神戸の連続殺傷事件でも加害者の少年に「その傾向がある」と言われ、関係者がどれだけ心を痛めたことか。
この世に生きにくいタイプの人達は存在していて、やはり、周りの重圧にもたくさん耐えていかなくちゃいけない、それが難しくて犯罪を犯すこともあるのかもしれないけど、その確率は普通の人ともそう変わらないと聞いている。

この本では、ヒトとは違うということで辛い体験をした双子兄のほうが殺人をおかしながら目的を果たそうとするわけだけど・・・・なんか、読んでいて辛い気がした。同じように、オーバーラップして心を痛める人も多いと思うから。

ああ、何書いているのかわからなくなってきた。

小笠原彗さんについては、前回読んだ「手のひらの蝶」と同様に、理詰めでストーリーを組み立ててくれる私の好みの書き方をしてくれる人。
今後作が楽しみな作家さんでもある。
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by hiroponnaruaimam | 2005-10-13 12:36 | 読んだ本です。