<   2007年 12月 ( 11 )   > この月の画像一覧

『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店

e0015251_8452764.jpg『禁じられた楽園』恩田陸 徳間書店
★★★☆☆ ・・・私、採点辛いかも?!
ネットのブックレビューなんかでは人気のようです。
-----------------------------------------------------------
世界的な天才美術家、烏山響一。
圧倒的なカリスマ性をもった美術家だが、得体が知れない。
その烏山響一が、烏山家所有の山中にある巨大なテーマパーク(=芸術テーマパークらしい)に知人などを招待していく。
なぜ、自分が招待を受けたのか。呼び寄せられてこの山にきたのか。
招待された人々は、響一に翻弄されながら、抱えている「過去」や「心の傷」と格闘しつつ、テーマパークの最終地点にたどりつく。
そこで彼らが知ったのは・・・。

---------------------------------------------------------------------------------------

恩田陸作品の中でも群を抜いて、「読みながら、段々恐怖が勝ってきた」本ではないかと思う。
夜中に読んだので、怖くて周りを確認したほどだもの。
読めば読むほど、烏山響一の気持ち悪さと不気味さが増してきて、さあ、クライマックスは!!というと、恩田作品らしく(笑)尻つぼみ感が・・・。
そんな訳で、評価を少し辛くしたわけです。
途中までは、ほんまに、ぐいぐい引き込まれていて、鳥肌たちそうに面白かった!!

更に感想。やや、ネタバレかな。
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-30 08:46 | 読んだ本です。

紙芝居 『三びきのこぶた』イギリス民話 童心社

紙芝居 『三びきのこぶた』イギリス民話 童心社

e0015251_9301232.jpg

--------------------------------------------------------------------------------------
お馴染みイギリス民話の『三びきのこぶた』、紙芝居です。
川崎大治脚本・福田岩緒画
3歳~小学校1.2年生

三匹のこぶたが家をたてました。おおぶたのわらの家も、中ぶたの木の家も、おおかみにふぅーっとふきとばされてしまいました。さて、最後の・・・・。
--------------------------------------------------------------------------------------

ブラザーズはまり度 ★★★★☆

福音館の月刊誌『母の友』に、絵本や童話についてのエッセイがあります。
その中に、「さんびきのこぶた」についての記述もあったので、ふと、思い出して借りてきた紙芝居です。
紙芝居はアニメちっくな絵柄のものも多くて、私的にはう~ん、あんまり好きじゃないなぁと思うのだけど、紙芝居そのものは、子供はとても好きだし、読んでいてもとても楽しいので図書館でよく借りてきては読み聞かせしています。(※にーちゃんは、自分で紙芝居作るほどだもの。ハマるよね・・)
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-29 09:30 | 絵本大好き☆

『密室・殺人』小林泰三(コバヤシ・ヤスミ) 角川書店

e0015251_1326112.jpg
『密室・殺人』小林泰三(コバヤシ・ヤスミ) 角川書店

オススメ度 ★★☆☆☆ 評価が難しいなぁ。

-------------------------------------------
私立探偵、四里川陣と助手の四ツ谷礼子。
ちょっと偏屈でややこしい四里川陣だけど、四ツ谷礼子は彼のことを(異性としてではなく)とても尊敬している様子が見て取れる。
この事務所にひとりの依頼者が訪れた。「息子の容疑をはらしてくれ」という依頼。
事件は「密室・殺人」。密室と殺人の間に「・」が入るのは、完璧な密室での殺人であったにもかかわらず、死体が屋外にあるのだ。なので、「密室殺人」の定義には当てはまらないということで、「密室・殺人」(笑。
四里川陣は、礼子に調査をさせる。
解決していく事件よりも、礼子のおぞましい記憶のほうが気になっていたら・・・結末に驚きあり。
---------------------------------------------

事件そのものは、確かに「密室・殺人」で、どうやったの~!?と思うけれど、不思議とドキドキ感はなし。
容疑者たちの性格のなんと気持ち悪いことよ。こんなヒト達、絶対に現実ではいないと思われ。
「密室・殺人」の謎も解き明かされると、ふーん、そうだったんだと思う程度。
ただ、四里川探偵事務所の真実(というか、礼子の真実)のほうがすごかった。

更に感想。かなりネタバレ。未読ならやめたほうが。
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-28 13:27 | 読んだ本です。

『桜姫』 近藤史恵 角川書店

e0015251_817312.jpg『桜姫』 近藤史恵 角川書店
オススメ度 ★★★☆☆ なかなか良かった。
-------------------------------------------------------
シリーズもので「歌舞伎シリーズ」の一作品のようです。
私は歌舞伎を全く知らないので、イメージが膨らまなくて残念。歌舞伎知ってたら、もっと面白く読めたのかな。

主人公の笙子の兄・音也は幼い頃亡くなった。兄の音也は歌舞伎役者の跡取りとして期待されていて、とても大切に育てられていた。兄が死なずに、女の自分が生き残ったことで、家族関係もぎくしゃくして父とは不仲、そして母は数年前に自殺。家庭不和と、そして、笙子はひとつの悪夢に悩まされている。それは、自分が兄を絞め殺したという悪夢。
大人になった今もその夢に苦しめられている笙子の前に、幼い頃、音也の親友だったという若手で才能ある歌舞伎役者・銀京が現れる。
銀京に惹かれる笙子。そして、二人で、音也死亡の真相に迫る。
そこで、なぜか、銀京と付き合うことも、真相に迫ることにも反発する父親と親族。
過去になにがあるの? 
---------------------------------------------------------

登場人物に感情移入して読んでいけるけれど、甘くなく、論理的。
すっきりした書き方で、文章自体を飾り付けていないのに、本文以上のものを連想させてくれるあたり、巧いなぁと思う。
この作者の作品では『シェルター』(整体師シリーズ、というの?)もなかなか良かった。

More(更に感想。ネタバレあり)
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-28 08:19 | 読んだ本です。

『ゆきがふったら』レベッカ・ボンド作 さくまゆみこ訳

e0015251_1662374.jpg
『ゆきがふったら』
レベッカ・ボンド作 さくまゆみこ訳
偕成社
オススメ度 ★★★★☆

[出版社商品紹介]
雪が街全体にふりつもった朝。子どもたちは大喜びでトンネルをほって雪の壁を作る。雪の日の楽しみを最大限にえがいた絵本。

---------------------------------------------------------------------------------------

先日、幼稚園の絵本ボランティアで読み聞かせしたうちの一冊。
文章自体は少なく、すばらしい絵を見ながら流れを追っていく作品なので、3歳児以上向きというけれど、年長さんくらいからじっくり楽しめる一冊ではなかろうか。
登場人物の、なんと表情の豊かなこと!! 
みんなで作った雪の大きな山(壁?)が完成したときの表情がなんともいえずすばらしく、聞いている園児たちの顔も一斉にパッと輝く瞬間を、私は味わった。
うぉぉぉぉ!!という感じ(笑。
地味といえば地味な本なので、どうかなぁと思っていたけれど、幼稚園児をナメていましたね、私。わが子も含めてだけど、ここまで、素敵に情緒が育っていることに、あらためて感謝しました。
-----------------------------------------------------------------------------------------
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-26 16:12 | 絵本大好き☆

『まひるの月を追いかけて』恩田陸 文芸春秋

e0015251_923786.jpg
『まひるの月を追いかけて』恩田陸 文芸春秋

★★★☆☆
面白い・・・という小説ではなかったけれど、ひとりの男性のことをそれぞれが考えながら奈良を歩く女性たちの光景が浮かび上がってきた。土を踏みしめる音まで聞こえてきそう。恩田さんの描写力のすごさに感動した。
奈良は何度か足を運んだことがあり、好きな土地なので尚更かもしれない。

--------------------------------------------------------------------------------------------

異母兄が奈良で消息を絶った。たったの二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香……。旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。旅と物語の行き着く先は──。恩田ワールド全開のミステリーロードノベル。 解説・佐野史郎
(文芸春秋の内容紹介より)
文芸春秋のHPはこちら
http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/72/90/9784167729011.shtml
--------------------------------------------------------------------------------------------

恩田さんの小説の登場人物は、冷たくて熱い。
主人公にしても、どこかクール。
どうしてこんなに人を見抜く力があるのに、みんながみんな幸せになれないんだろう。
もっとも、私の周りでも、洞察力のある人で素直に幸せ♪という人は少ないけれど。
兄の好きな人、絶対に主人公だと思って読み進んでいたので、結末は意外だった。
「面白さ」を求めるよりも、「人間」を楽しむ一冊かも。
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-26 09:31 | 読んだ本です。

クリスマスイヴなので。。。

今年のクリスマスイヴに読んだ本

子供達に読み聞かせて盛り上がったのは
『まどからおくりもの』五味太郎
サンタクロースが、まどから見える姿だけを見て、プレゼントを決めていくしかけ絵本。
寝る前にこの本を読み、あわてんぼうのサンタクロースを歌いました。
----------------------------------------------------------------------------

e0015251_2047285.jpg

『ザ・チーム』 井上夢人 集英社
★★★★☆
軽快、だけど、緻密(ちみつ)で面白い! 「うまい!」本。オススメします。

盲目の霊能者、能城あや子。あまりの的中率に信仰者も多い。
だけど、実は、その影には三人のスタッフがいて、依頼者の調査をしているのである。
能城あや子については、そんなに心の動きも描かれていないのに、存在感が大きい!!やはりこのチームのボスはこの人なのね。
スタッフ自身の秘密も徐々にかかれていて、ほっほ~♪と面白かった。
(も少し、掘り下げてほしい感はするけれど)
ただ、この人とアノ人が親子というのは、あまりピンとこなかったなぁ。
続編は出ないのかな。
-----------------------------------------------------------------------------------

『クリスマス・イヴ』岡嶋二人 講談社
★★★☆☆
知人の別荘のクリスマスパーティに出かけた敦子と喬二。
到着すると、部屋の中は血まみれ。それに、知人の死体。
ジェイソンのような殺人鬼に追いかけられ、さまざまな方法で抵抗を試みる二人だが・・。
サスペンス・ミステリーのカテゴリーかな。
導入部分が長くて、しかも引力が弱かったので★みっつにしました。
最後まで読んでも喬二の魅力が分かりませんでした。女性から見ると、このキャラ、ほんまに魅力がないよ~、ひきつけるものがないわ(私的には)。
ストーリーも少し単調。
井上夢人になってからの作品のほうが好みだな、私。
------------------------------------------------------------------------------------
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-24 21:00 | 今日読んだ本は?

図書館で借りてきた本

『木洩れ日に泳ぐ魚』恩田陸
★★★☆☆ (私好みではないなぁ。)
タブーの恋愛(きょうだい同士の愛)をテーマに、事件をからめて構成。
きょうだいの恋愛を取り扱った作品は沢山あるけれど、登場人物が非常にストイックなのが恩田さんらしく(笑)感じた。
ネタバレしないと感想が書きにくいなぁ。(だけど、書くと面白くないし)
読みながら、デジャヴを感じた。
そうだ、薄井ゆうじさんの『寒がりな虹』を連想させるのよね。あれもきょうだい同士の恋愛をかいたものだけど、根底に流れる白々したものが似ているのかも。

※薄井ゆうじさんの作品では、
『社長物語』『狩人たち』『神々のパラドックス』『イエティの伝言』
が私はオススメです。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『私は「うつ依存症」の女 プロザック・コンプレックス』
エリザベス・ワーツェル 滝沢千陽=訳 / 講談社
★★★☆☆
うつ病当事者の若い女性のレポ。 
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

図書館ではゆっくり本を選べず。
いつもは絵本コーナーでゆったり楽しむチビが、今日はなかなか落ち着かず、
そのため、ぱぱぱは☆と気になった本を何冊か借りただけ。
子供用には、一月の工作本を借りたので、お正月の工作をしたいなぁ。
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-23 23:39 | 今日読んだ本は?

古本屋でなにげなく取った本

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『孤虫症(こちゅうしょう)』 真梨幸子/講談社
★★☆☆☆
気持ち悪かった・・。けど、しっかり読んだけど。
風土病、多岐森孤虫症(=もちろん実際にはない)の感染の広がりと人間関係をシンクロさせて物語が構成されています。行方不明になった美沙子はどこに消えたのか?・・ミステリー分野といえばそうなのかしら。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


『白閃光』 近藤啓太郎/日本経済新聞社
★☆☆☆☆
うーん。
不倫は文化だ、というどなたかの言葉がぐるぐる頭に回りながら読みました。
主人公は男のヒトだし、作家さんも男性なので、目線が男!!なのですが。
勝手ですねぇ、主人公は。
家庭も平穏で、妻には良妻賢母を求め。外で浮気して理想の女性を求めるわけですから。
私には理解できない世界だったので★ひとつ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

『ヒットマン 獄中の父からいとしいわが子へ』中保喜代春 講談社
★★☆☆☆
1997年山口組5代目若頭宅見組長を射殺したヒットマンの獄中での手記。
この事件では、一般人も巻き込まれました、流れ弾で歯科医の平井さんという方がなくなられています。
私も立派な人間ではないので偉そうなことは言えないのだけど、いつも「犯罪当事者」の手記を読むたびに思うのは、被害者の方がどういう思いでこの本を手に取られるか、ということだ。
筆者はこの本を出すことで犯罪のあらまし、詳しいことを明らかにすることで贖罪を果たした気持ちになれるかもしれないけれど、受け止める側はどんな気持ちになるんだろう。
どうしても筆者に対して否定的な気持ちで読んでしまうので、勝手やなぁと呟きながらの読破になりました。
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-22 10:38 | 今日読んだ本は?

『かめのおひるね』山崎克己 こどものとも0.1.2月刊誌

e0015251_10124277.jpg

福音館絵本 月刊誌 こどものとも0.1.2の11月号です。
■福音館HPはこちら


天気のある日。沼の小岩に、1匹のカメがやってきて、おひるねを始めました。するともう1匹やってきて、最初のカメの背中にのぼると、うとうと。今度は2匹やってきて、さらにその上にのぼり、うとうと。最後にやってきたのは小さなカメ。寝ているカメたちの上にのぼり、「おかあさーん」。すると岩の上に突き出た木の上にお母さんがいました!
[福音館・あらすじ]

子供たちには毎月、福音館の絵本月刊誌をとっています。
お友達ママさんがなさっていて(素敵だな・・)と思ったので真似したのですが(笑)、祖父母からのお年玉やお誕生日のお祝いを月刊絵本の購入費用にあてています。
毎晩、にーちゃんとチビ、それぞれ2-3冊の絵本を読み聞かせするのですが、最近のチビのお気に入りの絵本がこれ。
「かめのおひるね」
です。
ストーリー的には、幼児向け絵本の王道★という気もしますが、絵柄がなんともユーモラスで私もお気に入り。
ただ、なんというのでしょう、この絵本は縦開きに読むので、当然、綴じ方もそうなのですが。表紙の亀の絵が、横開き対応で綴じられているので絵がぶつ切りになっちゃうのが残念なところ。わざとじゃないよね?!
[PR]

by hiroponnaruaimam | 2007-12-22 10:19 | 絵本大好き☆