『乱紋 上・下』 /永井路子
おススメ度 ★★★★★
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大河で江姫を上野樹里ちゃんが熱演されているので、注目度も高い浅野三姉妹。
色んな歴史小説が出ていて、ちょこちょこ読んだけど、私は、永井路子さんの描く江姫が一番しっくりします。
ストーリー案内については、はしょりますね(笑。
みてください。
永井路子さんの歴史小説、
学生時代にすご~くハマって全読しました。
女性が主人公の小説が多くて、感情移入しやすいからかしら。
オンナクサイ感じが、たまらなく好き(笑。
学生時代に読んだ『乱紋』の感想はというと、そうですね、それまでの浅野三姉妹はというと、長女の茶々がクローズアップされることが多くて、末っ子のお江についてはあまり知ることがなかったので、新鮮でした。
お江の生き方・・・、
流れにのっているだけにみえて、しゃんと自我があるという個性に、姉たちとは違った魅力も感じました。
男性もそうかもしれませんが、女性の人生においての悩みどころは、戦国時代も現代も似たようなものかもしれない。
「自我を出しすぎるとあれこれ言われて、流れにのっているだけだと侮られる。女性は感情をこらえたまま、生きていくべきなのか。感性をどう表現していくべきなのか」
というテーマは永遠なのかなぁ・・・、と思ったものでした。
長女の茶々のおろかさも賢さも、滑稽に見えた学生時代でした。
続きはこちらをクリックしてね。だけど、やっぱり家庭人として読むと・・・
# by hiroponnaruaimam | 2011-02-06 10:18 | 読んだ本です。